中華料理と中国料理

講師ブログ

こんにちは、ワトル英語塾の山下です。夏休み真っただ中ということで、学生や社会人の中には短期留学中という方もいらっしゃるのではないでしょうか。これから行かれるとうい方は、おそらく期待と不安が入り混じっているのではないかと思います。特に語学学校などでは様々な国から留学生がやってくるため、価値観や文化の違いから「仲良くできるだろうか」と不安になることもあるかと思います。特に、政治的に対立しがちな中国や韓国の学生との関係を気にする方が多いような気がします。私が滞在していたオーストラリアは多くの中国人が移住しており、また語学学校には韓国から来られた多くの学生さんがいました。正直なところ、オーストリア滞在中に一番印象が変わったのが中国人と韓国人でした。とにかく彼らは親切で、私が困ったときには率先して助けてくれました。その結果、私は多くの友人を両国から得ることが出来ました。おそらく留学経験がなければ、現在の両国との政治的対立や、ネットやテレビの影響からこのようなことは信じられなかったかもしれません。しかし、自分が実際に経験したことには嘘はつけません。ですからもしそのようなことを気にされている方がいれば、余計なことは考えず、国と国ではなく、人と人の関係として体ごとぶつかってコミュニケーションをとってください。きっと何の心配もありません。

さて、「ブログのテーマと何の関係があるんだ!」と皆さんはそろそろ思っていることでしょう。上記で述べたように、私は様々な国の友人に恵まれ、おかげでいろいろな経験をすることが出来ました。とくに中国の友人たちにはよく食事に誘ってもらいました(奢ってもらいました、、、)。その時に実感したんです、「中華料理と中国料理は違う」と。そんなことも知らなかったのかと言われるかもしれませんが、世間知らずだった私には衝撃的でした。中華料理とは日本人に合うようにアレンジされたもので、中国料理とは本場中国で食べられている料理で、まったくの別物と言ってもいいくらいでした。私は日本のラーメンや餃子といった中華料理も大好きですが、とくに友人が作ってくれた中国料理は、本当に今までに経験したことがない味でとてもおいしかったです。

留学は人生の中で何度も経験できるものではありません。せっかくの機会ですから、語学だけでなく、いろいろな国の人々と交流をもって多くの経験をしてほしいと思います。