こんにちは。ワトル英語塾の山下です。このブログでは今まで私が読んだ洋書を紹介してきましたが、あらためて自分の本棚を見てみたところ、あるジャンルに偏っていることが分かりました。それはクライムノベル(犯罪小説)です。重大な犯罪に刑事や探偵が立ち向かう物語が多いのですが、中でも好きなのがマイクル・コナリー(Michael Connelly)の「ハリー・ボッシュ(Harry Bosch)」シリーズやジェイムズ・パタースンの(James Patterson)「アレックス・クロス」シリーズです。どちらも主人公がルーキーではなくある程度のベテラン刑事であり、結婚や離婚を経験しているため所帯じみた感じもします。アレックスにいたっては子供の世話をしながら犯罪捜査をしています。とはいえ、犯罪捜査においては一切の妥協がなく、子供や女性が被害者となる犯罪を特に憎み、ルールを破ってでも犯罪者を追い詰めます。
また、作中に出てくるラジオ番組やテレビ番組、そして新聞や雑誌が実在しており、架空の新聞社などを使う日本の小説とは違いとても興味深いです。私なりの楽しみは、作中に出てくるラジオ番組や音楽をYouTubeで調べたり、舞台となるロケーションをグーグルマップで調べたりすることです。両方とも比較的読みやすい英語で書かれているので、少しでも興味を持たれた方は是非読んでみてください。