英語資格試験だけでなく、大学一般入試や共通テストで、膨大な量の英文を読むことが求められるようになってきました。そのため、どうすれば長い英文を理解し、かつ速く読むことが出来るのだろうかと悩んでいる方が多いと思います。単語や文法が重要なのは言うまでもありません。それはまず、最低限しなければならない努力だと思ってください。しかし、人並み以上にそれらの努力をしていても、リーディングが苦手だと言う方が多いのもまた事実です。
何が足りないのか。私は「毎日どれだけの英文を読んでいるか」だと思います。皆さんの中には、「毎日あんな小難しい長文を読みたくない!」と入試対策の長文テキストや、赤本に出てくる長文を思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれません。私だってそんなものを毎日読みたくないです!私が言っているのは、英文であれば何でも良いので、興味のある内容の文章を毎日読んでくださいということです。
そこで私がおすすめするのが、洋書(特に小説)を読むことです。その理由の1つとして、毎日話の展開を気にしながら、少しづつ読んでいくことが出来るからです。そもそも日本語の小説でも1日で読み切ってしまう人はあまりいませんよね。「今日はここまでにして、明日は通勤や通学の電車の中で読もう」となると思います。これが上記で述べたような「興味のない小難しい英文」なら、「、、、もういいや」となって2度と続きを読むことがないでしょう。それでも私たちがそのような文章を読むのは、仕事や勉強のために読まなければならないからです。私はやはりどんな文章でも良いので、自分から進んで毎日文章を読むことがリーディング力の向上に寄与すると思っています。
そこで私がおすすめするのが、映画やドラマの原作となった作品です。例えば、先に日本語吹き替えでも良いので映画やドラマの序盤だけを観ておけば、ある程度の内容を理解したうえで原作を読んでいくことが出来るので、話に入りやすくなると思います。
まずは英語を読むことに対するアレルギーをなくすのが、リーディング力向上の第一歩です。