生徒の目線で寄り添うことができるとは

講師ブログ

こんにちは。ワトル英語塾の山下です。講師紹介のページで、ペリー先生が日本語の学習を続けているとお伝えしましたが、努力の甲斐もあり彼女の日本語能力は日々向上しています。授業前のミーティングでは、先生の新しく覚えた日本語表現の発表会になることもあります。私はいつも彼女の学習成果をお世辞抜きで誉めるのですが、大抵「全然ダメ」や「すぐに覚えた単語を忘れちゃう」と言います。これは先生が英語を教えるときの「あなたならできる!」や「自信をもって!」と励ます態度とはかなり異なり、とても興味深いです。

最近気づいたのですが、英語学習に限らず、このような先生こそが本当に生徒の目線で寄り添い、指導することが出来る能力を持っているのではないかと思いました。ペリー先生は今、語学修得の難しさを身をもって感じています。そして、それが同じ悩みを持つ生徒への指導に表れています。「生徒の目線で寄り添う」というフレーズは至る所で聞きます。しかしそれが何かを定義することは、なかなか難しいことだと思います。ペリー先生から学んだことは、「生徒目線で寄り添う」ためには、単に生徒に「共感」しようとすることだけではなく、教師が学習することの難しさを、過去の経験からではなく、今の自分が身をもって感じることだということです。学校や塾に限らず、「先生」の資質の1つは「常に新しいことにチャレンジし、学び続けることが出来る」ということではないでしょうか。私もペリー先生の生き方を見習いたいです。