クリスマスが来ると思い出す

講師ブログ

こんにちは、ワトル英語塾の山下です。タイトルにもあるようにクリスマスが近づいてくると思い出すことがあります。それはオーストラリア、アデレードにあるロべサルという町のことです。毎年この町では、ライツ・オブ・ロべサル (Lights of Lobethal)というイベントが開かれており、12月になると町全体がきれいなイルミネーションで彩られます。そのため、毎年この町には多くの人々がイルミネーションを見るためにやってきます。ワトル英語塾のヘザー先生はご家族でフードトラックのお仕事もされているのですが、毎年このイベント期間中、ロべサルでおいしいストロベリーケーキを販売しています。

私はよくヘザー先生にロべサルに連れて行ってもらい、町を案内してもらいました。ここでようやく「クリスマスが来ると思い出す」についてお話しできるのですが、帰りの車の中で敬虔なクリスチャンのヘザー先生がよくおっしゃっていたのが「みんなクリスマスの本当の意味を知っているのかしら」でした。初めて聞いた時、さすがの私も空気を読んで「パーティでみんなとワイワイケーキを食べたり、プレゼントを交換すること!」とは答えませんでした。もちろんヘザー先生は楽しくクリスマスを過ごすことを一切否定していませんし、実際オーストラリアのクリスマスの過ごし方はほとんど日本と変わりません。ただ先生は、「今日はイエス・キリストの誕生をお祝いする日だということを忘れないでいてほしい」とよく言っていました。私はクリスチャンではありませんが、そのことは一般常識として当然知ってはいます。ただよく考えてみると、クリスマスの時期にそのようなことは考えていなかったと思います。

もちろんこれは文化(宗教)の違いがありますので仕方がないことだとも思います。例えば、ロべサルでは町の広場でNativity Play (キリスト降誕劇)が演じられます。これはキリスト誕生に関する劇ですが、オーストラリアだけでなくイギリスやアメリカでも広く行われています。私はオーストラリアのロべサルで初めて観ましたが、改めてクリスマスは宗教と密接に関係していることを知りました。

思い返してみると、昨年のこの時期にもこの話題でブログを書いたような気がします(笑)。ただ英語学習は単に言語を習得するだけではなく異文化理解も必須であることを考えると、クリスマスの時期にその本来の意味を考えてみるのもいいことじゃないかとも思います。あとは楽しくにぎやかに、友達や家族とワイワイ過ごしましょう!